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2016.11.16

11月6日のモカ

朝いつもより早めに目が覚める。昨夜寝る前に入れたペレット(大好物のドックスラビットエンハンサー)は全く減ってない。未明に夫があげたえん麦は食べてくれたそう。
朝、バナナを食べる。少し後にえん麦、ドライフルーツも食べる。
ずっとケージにはヒーターを点けていて、モカの背中はぽかぽかなのに耳が冷たい。

9時半に病院の予約が取れたので診てもらう。病院までの道はとても暖かくて、キャリーには湯たんぽを入れてはいるけど寒い日じゃなくてよかった。

食べていないのに体重が増えているのは腹水かもしれないと言われる。触っただけではガスか腹水かわからないのでレントゲンを撮る。結果、腹水で末期だと告げられる。利尿剤でおしっこが出るようにしましょうとのこと。注射をしてもらい、高圧電位治療なるものをしてもらう。拭き残しがあるかと思って、お尻と足裏を見せてもらったけど、ほとんど汚れていなかった。モカ、自分できれいにしたの?

「入院ですか?」と聞くと、「居慣れた場所にいる方がいいでしょう」と言われた。亡くなる直前には冷たいところを求めることがあるそうで、もうここまでくると温めればいいかどうかもわからない、モカちゃんの居たいところにいさせてあげてくださいと先生は言った。

心臓だけでなく他の臓器も機能しなくなっていること、末期だと言われたこと、入院しても手の施しようがないんだということ、先生の話を耳では聞いていたのに、この時点で私は馬鹿みたいに意味を理解してなかった。お尻がただれる心配なんてしてる場合じゃないのに。
おしっこが出れば治るんだと思ってた。

飲み薬のシロップをいつも飲んでいた心臓薬のほかに2種類もらうことになった。1本でもとても嫌がるのに3本も飲めるかな?
明日のなるべく早い時間にもう1度注射をするといいと言われた。一番早い9時の予約は埋まっていたので、9時半に予約を入れてもらった。予約は9時半だけど、早めに来てもいいですよ、と先生は言ってくれた。明日の仕事、シフトを変わってくれる人を探さなきゃ。

治療が終わって、会計にはたいてい時間がかかるので、夫に先にモカを連れ帰ってもらった。奇跡的に会計には時間がかからなかった。待つときは30分も40分も待たされるのに、5分もかからなかった気がする。こんなに早かったこと、今まであったかな?

隣のショップでサクちゃんのゴハンを買っていこうかなとちょっと思うけど、別に今日じゃなくてもと思い直す。夫はなるべくモカを揺らさないようにゆっくり帰ったそうで、私は夫からそれほど遅れずに家に着いた。

帰ったらちょうどキャリーを開けたところで、モカはとてもぐったりしていた。ビックリしたけどそれでもまだ私は「病院に行って疲れちゃっただけなんだ」とアホみたいに思ってた。

これまで何度となくうっ滞になり、そのたびに今度こそこのまま死んでしまうかもと思っていたのに、本当の最期の前にはどういうわけだか絶対治るんだって思ってた。

ヒーターが点いているケージの中に寝かせた。頭を置く位置がしっくりこない、みたいな感じで何度か頭を上げたり下げたりしていたので、小さいタオルを枕にしてあげた。それでも落ち着かない様子だった。
私は仕事仲間に連絡をしようと少し離れて、夫が入れ替わりケージの前でモカの様子を見ていたとき、モカが今まで聞いたことのない鳴き声を2回上げた。すぐにモカのそばへ行き、「大丈夫だよ、そばにいるよ、ありがとね、もうがんばらなくていいよ」夫と二人で声をかけながら、私は撫で続けた。痙攣をおこして苦しそうだったモカは動かなくなった。鳴き声を上げてから何分もなかったと思う。

おうちに着くまで頑張ってくれたモカ。
病院に行きたくなかったよね。おうちで寝ていたかったよね。

お出かけするのに慣れていなかったから、病院に行ったことで寿命を縮めてしまったかもしれない。行かなければもうちょっとだけ長く生きられたかもしれないけど、病院に行かずに逝ってしまっていたらそれはそれで後悔したと思う、と夫は言った。

たくさん泣いてたくさんモカをなでて、疲れて少し眠った。

今日は母の見舞いに行けなかったし、明日も仕事で行けないので、夕方、母に「ボケてない?」とメールすると、「ボケてない」と返事がきた。


161116_2009

2009年のモカ

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